偏平足の靴選び注意点は?おススメの靴と避けるべき靴の話
これをご覧いただいている方偏平足の方、靴を選ぶ際に注意していることはありますか?
注意と言われても何についてか分からないかもしれませんので言い換えると、避けている商品はありますか?
避けているデザインじゃありません。
構造的に、足によくないと考えて買わないようにしている商品という意味です。
この記事でお話するのは、偏平足の方におススメの靴の特徴と避けるべき靴の特徴、買ってはいけない靴の特徴とその理由です。
興味のある方は、引き続きご視聴ください。
最初に、ちょっと多いのですが、おススメの靴の特徴と避けるべき靴の特徴、買ってはいけない靴の特徴を全て紹介してしまいましょう。
その後で「買ってはいけない靴以外」に共通した理由をお話します。
理由が分かれば特徴を覚える必要はありませんし、理由についていまいちよく分からない場合は、特徴の方を覚えておいてください。
買ってはいけない靴については、最後に理由をお話します。
おススメの靴の特徴
- ヒールが太い
- 舟底(ウェッジ)の靴
- 土踏まず部分の靴底の幅が広い
- 靴底の素材がしっかりとしている(硬い)
- 靴底の土踏まず部分が曲がらない(曲がりにくい)
- かかとの芯がしっかりとしている
避けるべき靴の特徴(偏平足の程度次第では買ってはいけない靴になる)
- ヒールが細い
- ヒールが短い
- 土踏まず部分の靴底の幅が狭い
- 靴底の素材がやわらかい
- 靴底の土踏まず部分が曲がる(曲がりやすい)
- かかとの芯がない
買ってはいけない靴の特徴(自分が偏平足だと思う人は全員)
- 靴底のサイドエッジが立っている靴
以上です。
買ってはいけない靴は別にして、それ以外の特徴の共通した理由をお話します。
次に予備知識として、この後の話のために少しだけ偏平足についてお話します。
偏平足というのは足の変形と、土踏まずが見えなくなっているだけの2つがあります。
見えなくなっているだけの人というのは、脂肪が厚くてとか、筋肉が多くて、土踏まずが見かけ上小さくなっているだけの人です。
この見かけ上の偏平足の人も「買ってはいけない靴の特徴」には当てはまりますので注意してください。
避けるべき靴の特徴にはあまり当てはまりません。
今回の話の中心は、足の変形による偏平足で、足の骨同士の結びつきがゆるく、足の構造をキープすることができない足の人です。
足の内側に体重がかかりやすくなっているのが特徴で、足がどんどん内側に倒れていこうとしてしまいます。
避けなくてはいけない靴というのは、足が内側に倒れていこうとするのを止められない靴、または内側に倒れやすくしてしまう靴の事です。
偏平足の人が避けるべき靴を履くとこうなります。
- ヒールが細ければ、内側に倒れようとするかかとを支えられません。
- かかとが短ければ、内側に倒れようとする足の中央を支えられません。
- 土踏まず部分の靴底の幅が狭いと、足の中央を支える土台が存在しないことになります。
- 靴底の素材がやわらかいと、足が内側に倒れるのを支えられず、すぐにつぶれてしまいます。
- 靴底の土踏まず部分が曲がる(曲がりやすい)と、靴の中央が潰れて靴が反ってしまいます。
- かかとの芯がないと、足が靴から内側に落っこちてしまいます。
これらは全て、偏平足にとって悪い方向に足が向くことを助けることになってしまいます。
それによって受ける影響は、足の問題だけでなく、全身に及ぶことなんだということも知っておいてください。
最後に、買ってはいけない靴の特徴についてお話します。
これについて、靴底のサイドエッジが立っている靴と紹介しました。
靴底のサイドエッジというのは絵で描くとこういう靴の「ふち」の部分です。
外側から見ても普通ですし、内側からも一見何も無いように思えるのですが、内側から触ってみると、この部分が確かに硬くなっていることが分かります。
これは、靴の型崩れを防ぐという役割もあるのですが、偏平足の場合、土踏まずがこのエッジの上に乗るようになり、足が痛くなります。
これのせいで、足底筋膜炎と言われてしまう人もいますので、くれぐれも注意してください。
これは、足の変形による偏平足も、見た目の偏平足も、同じようにトラブルの原因となりますからね。
以上、偏平足の靴選び注意点とについて、おススメの靴と避けるべき靴の話をいたしました。
役に立ったと思っていただけたら嬉しいです。