足の痛みの専門家による足と靴の悩み対処法

足底筋膜炎治療家として日々の仕事で受けた質問や、行ったアドバイス、対処などを紹介するブログ。足底筋膜炎は多種多様で、想像以上に奥深く、根深い。足底筋膜炎に20年以上悩まされた経験から、少しでも同じ悩みの人の役に立ちたいと思っている。

足のむくみ解消に必要なこと~はじめの一歩から予防まで

足のむくみ解消に必要なこと~初めの一歩から予防まで

足のむくみ解消に必要なこと~初めの一歩から予防まで

むくみの解消というと2つの意味があります。

1つは、起こってしまったむくみを解消すること。

もう1つは、毎日のむくみを起こらなくなるという意味の解消です。

 

 

 

 

目指すは「むくみにくく」なること

目指すは「むくみにくく」なること

目指すは「むくみにくく」なること

起こってしまった膝から下の足のむくみの最高の解消法は、足を少し高くして横になることです。


次に良いのは、足を床と水平にして座ることで、椅子に座っていたら台に足を乗せて座り、床に座るなら足を伸ばして座ります。


どちらも人から言われるまでも無く、既に自然とやったことがあるのではないでしょうか。

 

でも、外出先や仕事中になかなかできる体勢ではありませんよね。

 

ですから、ここで目指す足のむくみの解消とは、「足のむくみが起こりにくくする」ことを指すことにします。

※この方法は太ももの付け根のむくみには適していませんので注意が必要です。

 

結論:足のむくみ解消に必要なこととは

結論:足のむくみ解消に必要なこととは

結論:足のむくみ解消に必要なこととは

足のむくみ解消に必要なのは

・起きている間に足へむくみ液が溜まりにくくすること

・寝ている間にむくみ液がきれいさっぱり流れ去っていること

 

この2つです。
では、そのために必要なことを確認してみましょう。

 

 

日々のむくみを明日に残さないことがむくみ解消のはじめの一歩

日々のむくみを明日に残さないことがむくみ解消のはじめの一歩

日々のむくみを明日に残さないことがむくみ解消のはじめの一歩

足のむくみ解消の初めの一歩は、毎日のむくみをきちんと取ることです。

 

先ずはリラックスする時間を作って、軽い運動とリンパマッサージ。

 

リンパ節の滞りを解消して皮下のリンパの流れを促します。

 

寝ている間に、むくみの水分と一緒に溜まった老廃物もきれいさっぱり洗い流す環境を作りましょう。

 

翌日に持ち越さない環境を作ること必要です。

 

 

そのうえで、または、そのために、

 

「立ち仕事や歩くことで足が疲れない環境を作る」

「筋力をつける」

「適度な運動をする」

疲労を持ち越さない」

「アルコールはほどほどに」

「過度なダイエットはしない」

「きちんと睡眠をとる」

 

など、むくみ防止とむくみ解消のために行うことが、ひとりひとりの状況に応じて必要になります。

 

ここまで読んでくださった方は、「何かおかしいな」と思うかもしれません。

 

起こってしまったむくみを解消する方法=『足を高くして横になること』

日々のむくみを解消する方法=『毎日のむくみをきちんと取ること』

 

だとしたら、『夜足を高くして寝ればそれでいいんじゃないの?』となりますよね?


でも、残念ながらそうではありません。

 

確かにそれは方法としては正解です。

 

でも、むくみを翌日に持ち越さない体を作ることがここでの目的です。

 

流れの悪いところに力ずくで流すのではなく、流れの良い環境を作ることを目指しましょう。

 

 

 

ふくらはぎの筋肉も重要

ふくらはぎの筋肉も重要

ふくらはぎの筋肉も重要

さらに、立っている間に足へむくみ液が溜まりにくくすることが必要です。


むくみというのは、皮下組織に溜まった組織間液です。

 

そして、水分は下のほうに流れやすく、たまりやすい性質があるので、どうしても足にむくみが起こりやすくなります。


でも世の中には足がほとんどむくまない人がいます。

 

足がむくまない理由は、皮下組織に組織間液が溜まることなく、足まで下りた水分を、きっちりと上へ上へ送り返すことができているからです。


この、足まで下りた水分を上へと送るためには、筋肉の収縮によるポンプ作用が重要です。

 

 

筋肉が大きく、筋力が強ければポンプの作用も強く働きます。

 

そして、たくさん歩くことでポンプの活動回数が増えます。


つまり、筋力があってたくさん活動する人はむくみにくいというわけです。

 

筋力の弱い人は、筋肉を疲れさせずにたくさん歩く

筋力の弱い人は、筋肉を疲れさせずにたくさん歩く

筋力の弱い人は、筋肉を疲れさせずにたくさん歩く

でも、筋力があまり無い場合はどうしたらよいでしょう。


その場合はポンプの活動回数を増やしましょう。

 

つまり、歩く量を増やすということなのですが、そのときに大切なのは、足の筋肉を疲れさせない工夫です。


何故かというと、筋力があまり無い人は、筋ポンプに大切な筋肉がすぐに疲労して働かなくなってしまうからです。

 

たくさん歩くと筋肉が早く疲労するのは当然ですが、特に、小さくて働き者の筋肉から疲労してしまいます。

 

筋ポンプに大きな作用を及ぼす筋肉は、まさにそんな筋肉なのです。

 

そうなると、いくら歩いてもポンプ作用が十分ではなくなって、むくみの改善につながらないどころか、むくみ悪化の要因になってしまいます。

 

 

足の疲労軽減がむくみにも有効!だからインソールはおすすめ

足の疲労軽減がむくみにも有効!だからインソールはおすすめ

足の疲労軽減がむくみにも有効!だからインソールはおすすめ

そうならないために、足の疲労を軽減してあげるインソールが有効です。


足の特徴に合わせたオーダーの物であれば尚良いですが、既製品であっても、きちんとした製品であれば何も無いよりはるかに足が楽になります。


rutschで販売している既製品のインソールでも、むくみが楽になったという声がとても多いのはそうした理由からです。

https://www.okaimono.rutsch.jp/blank


もちろん靴も重要です。

 

必ずしもウォーキングシューズやスニーカーである必要はありませんが、体を大きく動かして歩くことのできる靴を選んだ方がリンパの流れのためにも良いことは間違いありません。


筋ポンプを効率よく働かせるためにも、足の筋肉を疲労させない工夫もまた、むくみの解消には必要です。