足の痛みの専門家による足と靴の悩み対処法

足底筋膜炎治療家として日々の仕事で受けた質問や、行ったアドバイス、対処などを紹介するブログ。足底筋膜炎は多種多様で、想像以上に奥深く、根深い。足底筋膜炎に20年以上悩まされた経験から、少しでも同じ悩みの人の役に立ちたいと思っている。

足底筋膜炎の治し方、ストレッチってどうなの?結論:積極的にやってください!

足底筋膜炎の治し方、ストレッチってどうなの?結論:積極的にやってください!

足底筋膜炎の治し方、ストレッチってどうなの?結論:積極的にやってください!


足底筋膜炎の方なら、ストレッチは積極的にやったほうが良いですよ!

 

簡単だし、治し方として有効だし、やらない理由はありません。

 

動画でご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

 

みんながこれだけでOKというわけではありませんが、改善のためにも、予防のためにも、大切な要素であることは間違いないです。

 

足底筋膜炎の人には、痛みのある側の太ももやふくらはぎ、膝のうらなどが硬くなっていることがよくあります。

 

程度の軽い人や、そもそも足底筋膜炎の原因が筋肉の硬さ、それから筋膜の引っかかりの場合は、これだけで良くなることもありえます。

 

治療効果を長くキープしたり、くり返す痛みの予防にも有効です。

 

ストレッチがクセになって、何気ないしぐさになるくらい、日常に取り入れてください。

 

鍼の施術だと、1回で足底筋膜炎の痛みを緩和したり、無くしたりすることができます。

 

でも、太ももとかふくらはぎ、膝のうらの硬さをそのままにしておくと、痛みが早く戻ってしまいがちです。

 

もちろん、鍼をつかって、かたくなっている筋肉をゆるめることは出来ますし、普通はそうします。

 

でも、ストレッチは自分でできることですから、日常的にやることで、足底筋膜炎の予防につながるよい方法なんです。

 

もう、ほんと、ぜひやってください。

 


足底筋膜炎の治し方にストレッチが有効な理由を説明しましょう

足底筋膜炎の治し方、ストレッチってどうなの?結論:積極的にやってください!

足底筋膜炎の治し方、ストレッチってどうなの?結論:積極的にやってください!

たんに「良いからやってみて」と言われても「よしやろう!」とはなりませんよね、納得できる理由が必要でしょうから、そのお話をいたしましょう。

 

足をうごかす筋肉は、足の中にあるだけではありません。

 

足の指をうごかす筋肉はスネから始まっているし、足首をうごかす筋肉なら、太ももの骨から始まっている物もあります。

 

その他にも、筋肉をつつんでいる筋膜というものがあり、その筋膜はひとつひとつの筋肉をつつみ、さらに同じうごきをするものをつつみ、といった具合になっていて、お互いの動きを邪魔しないようにできています。

 

でも逆に言うと、ここで引っかかりがあったら周りの筋肉がお互いに影響しあってしまう形を作っています。

 

そうすると、痛みは足のうらだけど、もっと離れたところの状況が足のうらの痛みに関係してもおかしくないことがわかりますね。

 

では、離れたところでどんなことが起こると、足底筋膜炎に影響を与えるのでしょうか。

 

それは、筋肉が硬くなったり、筋膜の滑りが悪くなることです。


それによって全体のうごきが制限され、足底筋膜へのストレスが増えると考えられます。


そうした、うごきの制限を解消するのに、ストレッチが有効だから、足底筋膜炎の痛みにストレッチが有効だというわけです。


ここまで聞いて下さった方の中に、足底筋膜炎だけど、

 

「自分は日常生活に支障は無いし、そんなに体が硬いと思えない」

とか

「体を硬くするようなことをしていない」とか思っている方もいらっしゃいませんか?


筋肉は気が付かないうちに硬くなっているものなんですよ。

 


これは、ストレッチが予防にも役立つ理由につながるので、もう少し詳しく説明させてください。

 

筋肉は、使わないでいると硬くなってきます。

 

例えば手術をして、何週間も動かさないでいた場所を、リハビリによって元の状態に戻すことがとても大変だという話をテレビなどでみたことはありますよね?

 

日常生活の中で、術後くらいに全く動かさないということはないでしょうが、例えば、重いものをたくさん運んだせいで左足のふくらはぎを傷めたとしましょう。

 

すると、その後は左足のふくらはぎの、その傷めた筋肉をなるべく使わないような動きで生活することになります。

 

「そんな痛みは1日か2日で治まるだろ」と思うかもしれませんが、痛みが治まったからといって、元通りにうごいているとは限りません。

 

普段通りにうごかさない生活は数日続くでしょう。

 

それに、痛い場所は伸ばさないようにしがちですから、普段よりも縮んだ状態で生活する可能性が高いです。

 

そうしているうちに、術後とまではいかないでしょうが、うごきが硬くなる可能性は大いにあります。

 

1回そういうことがあって、少しだけうごきが硬くなって、それで終わりではありませんよね。

 

生活の中で、このようなことはしょっちゅうじゃないですか?

 

私は休みの日に子供とでかけると、後半ずーっとだっこで、翌日腕がそういう状態になってます。

 

そういうことの積み重ねをしているうちに、驚くほど硬くなっているなんてことはよくあります。

 

硬くなるのは、ほんのちょっとずつだけだから、変化に気づきにくいんですね。

 

で、ある時痛みが発生するんです。

 

そのある時っていうのは、いつ来るか分かりません。

 

イメージとしては、ちょっとずつ硬くなっていって、その硬さがある「線」を超えると、痛みとして現れます。

 

だから、ストレッチをすることで、その「線」を超えないようにすれば、痛みが出てこないようにできるというわけです。

 

もちろん、他にもいろいろな要素が合わさって痛みが出ているわけなので、そんなに単純ではないですが、人によってはこれだけでほぼ痛みが出ないで生活できることもあります。

 

「足底筋膜炎の治し方にストレッチはどうなの?」

 

というテーマでお話しました。

 

冒頭の結論に戻りますが、治し方として有効だし、予防にもなるし、やらない理由はありません!積極的にやったほうが良いですよ!

 

ということです。

 

やり方については、別の記事や動画がありますので、そちらをご覧ください。

 

 

 

 

では、今回は以上です。