運動不足解消に立つだけでも大違い。誰でもいつでもすぐできる。せめて立ちましょう!
タイトルが結論になっていますので、終わりと言えば終わりなのですが、せめて皆さんが立ってみようかなと思えるようにお話しできればと思います。
運動不足が気になっているなら、立ちましょう!
「ずっと座ってばっかりだから、何か運動しなくちゃなあ」
と思ったなら、立ちましょう。
それだけじゃあ運動量として不十分では?と思うのは当然です。
確かに全身の運動量としては足りないでしょうが、よく、お客さんから「家でもできる足にいいことって何ですか?」と聞かれますが、そういう時もこう答えます。
「立ちましょう」
ただ立つだけですが、ずっと座っているよりもよっぽど足にも体にも良いですよ。
動画もあります
かといって、何もせずにただ立っているのは大変です。
毎日テレビを30分でも1時間でも観るのなら、その番組を見ている間、両足できちんと立ちましょう。
立っているとき、からだはバランスを取るために必ずわずかに揺れています。
この揺らぎに合わせて、無意識だけれど様々な筋肉が働いて、転ばないようにバランスを取ってくれています。
立っていれば、最低限そういう筋肉を使います。
座って背もたれにもたれかかって、楽~な姿勢をしていませんか?
それでは最低限の筋肉が、その状態をキープするために最低限の緊張をしているだけです。
それと比べて、あるていどきちんと立つことがどれだけ疲れるか。
先ほども、両足できちんと立ちましょうと言いました。
だらっと立つのではなく、片足に体重を乗せて歪んだ姿勢で立つのではなく、せめて両足に体重をのせて、骨盤が左右で捻れたり傾いたりしないように、しっかりと立ちましょう。
1時間やってみて下さい。
もちろんテレビを見ながらで構いません。
結構つらいはずです。
歩くとか走るとか、ヨガやピラティスも良いですが、家を出られないないからと言って、座って1日を過ごすなら、1日のうち2時間、1時間を2回でいいので、立って過ごす時間を作りましょう。
立つだけですから、やらない言い訳が出来ません。
「歩くのは外出できないから無理」とか
「マスクしながら走るのは苦しくて無理」とか
「ヨガやピラティスは、それなりの広いスペースが必要だからできない」とか
運動しなきゃいけないとは思いながらも、なんだかんだとやらない理由が出てくることもあるでしょう。
でも
立つ事ができない家に住んでいる人はいないはず
立っていて疲れてきたら、足踏みをしたり、体を動かしてストレッチしてもかまいません。
とにかく、1時間というまとまった時間立っていることが、大事です。
もしも今日、ずっと座っていたなぁと思うなら、是非立ちましょう。
ゲームをしながらでも良いです。
友達と電話しながら立ち話気分でも良いです。
いつも座ってやることを、立ってもできるなら立ってやるだけでいいです。
両足で、骨盤にねじれが無いように、骨盤が傾かないようにある程度ちゃんと立ちましょう。
でもそれだけで、結構疲れますから。
運動不足解消の第一歩として、外に出られない日は立ちましょう!
子供の偏平足、靴選びの注意点とそれよりも大事なこと。
実はうちの長男も偏平足気味ですが、全く気にしていません。
ただ、靴選びでは注意していることがありますので、そのことについて今日はお話したいと思います。
家で裸足で立っているお子さんの足を見て「あれ、うちの子って偏平足じゃない?」と心配になっている親御さんもいらっしゃることでしょう。
この記事をご覧になっている方は、ひょっとするとそうかもしれませんね。
動画でご覧になりたい方はこちらをどうぞ
早速靴選びですが、選ぶべき靴は、足が活発に動ける靴です。
「あれ?矯正するのに適した靴の紹介では?」と思いましたか?
矯正する必要があるかどうかの目安は後ほどお話しますが、偏平足であっても、足が活発に機能できるのであれば、靴は普通で大丈夫です。
ただし、足が活発に活動できる靴である必要はあります。
その条件は
- 適切なサイズであること
- アッパーがやわらかい
- 靴底の返りが良い
- アーチのある靴を使いたい気持ちは分かるが注意が必要
適切なサイズというのは、きつくない靴ということです。
この時注意したいのは2つあって、1つは子供は靴の中で足が前にいっていることが多いということです。
つま先をチェックしたら、余裕が無いように思えたら、かかと側もチェックして隙間がないか見てください。
つま先がいっぱいでも、かかとに隙間があるなら大丈夫です。
もう1つは、つま先が広くて指が横から圧迫されない形の靴です。
これは、大人でも同じことが起こりますが、圧迫されると指が動けなくなり、動かなくなってしまいます。
縦の長さだけでなく、つま先の幅も気にしてあげてください。
アッパーが柔らかいと、靴底の返りが良いは、あしが自然に動くことをじゃましないためです。
スポーツメーカーのキッズシューズは結構靴底がかたいので、注意してください。
今度は、子供の偏平足について少しお話します。
偏平足には2つあって、矯正するべき変形と、そのままで良い変形です。
心配される問題も2つあって、矯正するべき変形と、機能低下することです。
基本的には、見た目よりも機能しているか、足が活発に動けるかが大事になります。
つまり、活発に機能しているなら、形を治す必要はないということです。
治すべきなのかどうかを考えましょう。
きゅうりみたいに、曲がらないように筒の中で育てて形だけ整えても、機能しなくてはいみがありません。
一方で、矯正するべき偏平足もあります。
これは、関節の結びつきがゆるくて、このままでは変形が悪化することが心配される場合と、変形が強く、筋力などでもその状態を補えない場合です。
前者の判断は、医師や専門家の相談を行ったほうが良いでしょう。
後者は、後ろからアキレス腱を見て><なっている形のものが、背伸びをすると||とか<>となるようなら問題ないのですが、背伸びをしてもアキレス腱が><のままの場合です。
その場合は、インソールが必要になりますので、たんに靴選びをこうしましょうという話ではなくなってきます。
ただ、靴が適していても、インソールを作っても、履いていれば治るものではありません。
まして日本は1日靴で過ごすわけではありませんから、それを補う意味でもたくさん歩きましょう。
たくさん足を使いましょう。
矯正のための環境が整った状態で足をたくさん使うことで、その状態に合わせて体が変化をしてくれることが期待できます。
たくさん使って足を育てよう
環境を整えた後は足を使うというのは、矯正が必要なケースだけではありません。
矯正が必要のない偏平足でも、たくさん足を使ってしっかりと機能できる足を作ることが超重要です。
偏平足の改善とか、偏平足が体に悪影響を及ぼさないようにします。
子供の偏平足は、成長する力を利用して改善することが期待できますが、成長する力は、そのままでは足を強くしてくれません。
足をたくさん使う環境の中で、成長という力が足に作用して、偏平足という「形」がもんだいにならない活発で元気な足になっていきます。
足が活発に機能できる靴を選んで、環境を整えた後は、足を使いましょう。
靴の形を利用して足の形を偏平足じゃないものにしようとするのも否定はしませんが、家の中でも1日中その靴を履いているのではないのだとしたら、やはり、たくさん足を使うことが大切になります。
靴選びの話なのにこんな最後で申し訳ないのですが、裸足で遊ぶのも大事ですよ。
偏平足の靴選び注意点は?おススメの靴と避けるべき靴の話
これをご覧いただいている方偏平足の方、靴を選ぶ際に注意していることはありますか?
注意と言われても何についてか分からないかもしれませんので言い換えると、避けている商品はありますか?
避けているデザインじゃありません。
構造的に、足によくないと考えて買わないようにしている商品という意味です。
この記事でお話するのは、偏平足の方におススメの靴の特徴と避けるべき靴の特徴、買ってはいけない靴の特徴とその理由です。
興味のある方は、引き続きご視聴ください。
最初に、ちょっと多いのですが、おススメの靴の特徴と避けるべき靴の特徴、買ってはいけない靴の特徴を全て紹介してしまいましょう。
その後で「買ってはいけない靴以外」に共通した理由をお話します。
理由が分かれば特徴を覚える必要はありませんし、理由についていまいちよく分からない場合は、特徴の方を覚えておいてください。
買ってはいけない靴については、最後に理由をお話します。
おススメの靴の特徴
- ヒールが太い
- 舟底(ウェッジ)の靴
- 土踏まず部分の靴底の幅が広い
- 靴底の素材がしっかりとしている(硬い)
- 靴底の土踏まず部分が曲がらない(曲がりにくい)
- かかとの芯がしっかりとしている
避けるべき靴の特徴(偏平足の程度次第では買ってはいけない靴になる)
- ヒールが細い
- ヒールが短い
- 土踏まず部分の靴底の幅が狭い
- 靴底の素材がやわらかい
- 靴底の土踏まず部分が曲がる(曲がりやすい)
- かかとの芯がない
買ってはいけない靴の特徴(自分が偏平足だと思う人は全員)
- 靴底のサイドエッジが立っている靴
以上です。
買ってはいけない靴は別にして、それ以外の特徴の共通した理由をお話します。
次に予備知識として、この後の話のために少しだけ偏平足についてお話します。
偏平足というのは足の変形と、土踏まずが見えなくなっているだけの2つがあります。
見えなくなっているだけの人というのは、脂肪が厚くてとか、筋肉が多くて、土踏まずが見かけ上小さくなっているだけの人です。
この見かけ上の偏平足の人も「買ってはいけない靴の特徴」には当てはまりますので注意してください。
避けるべき靴の特徴にはあまり当てはまりません。
今回の話の中心は、足の変形による偏平足で、足の骨同士の結びつきがゆるく、足の構造をキープすることができない足の人です。
足の内側に体重がかかりやすくなっているのが特徴で、足がどんどん内側に倒れていこうとしてしまいます。
避けなくてはいけない靴というのは、足が内側に倒れていこうとするのを止められない靴、または内側に倒れやすくしてしまう靴の事です。
偏平足の人が避けるべき靴を履くとこうなります。
- ヒールが細ければ、内側に倒れようとするかかとを支えられません。
- かかとが短ければ、内側に倒れようとする足の中央を支えられません。
- 土踏まず部分の靴底の幅が狭いと、足の中央を支える土台が存在しないことになります。
- 靴底の素材がやわらかいと、足が内側に倒れるのを支えられず、すぐにつぶれてしまいます。
- 靴底の土踏まず部分が曲がる(曲がりやすい)と、靴の中央が潰れて靴が反ってしまいます。
- かかとの芯がないと、足が靴から内側に落っこちてしまいます。
これらは全て、偏平足にとって悪い方向に足が向くことを助けることになってしまいます。
それによって受ける影響は、足の問題だけでなく、全身に及ぶことなんだということも知っておいてください。
最後に、買ってはいけない靴の特徴についてお話します。
これについて、靴底のサイドエッジが立っている靴と紹介しました。
靴底のサイドエッジというのは絵で描くとこういう靴の「ふち」の部分です。
外側から見ても普通ですし、内側からも一見何も無いように思えるのですが、内側から触ってみると、この部分が確かに硬くなっていることが分かります。
これは、靴の型崩れを防ぐという役割もあるのですが、偏平足の場合、土踏まずがこのエッジの上に乗るようになり、足が痛くなります。
これのせいで、足底筋膜炎と言われてしまう人もいますので、くれぐれも注意してください。
これは、足の変形による偏平足も、見た目の偏平足も、同じようにトラブルの原因となりますからね。
以上、偏平足の靴選び注意点とについて、おススメの靴と避けるべき靴の話をいたしました。
役に立ったと思っていただけたら嬉しいです。
大人の偏平足は運動で治せるのか
結論としては2つあります。
- 偏平足という足の形は劇的には治らないけれど、変化はあり得る。
- 偏平足のせいでおこりがちな機能低下は治せる。
1つ目は、言葉の通りですね、2つ目は、偏平足の人は、足がうまく働いていない可能性が高いので、働いていない状態の改善、つまり「足が働いてくれるようにする」というのは可能ということです。
この2つについて、お話したいと思います。
興味のある方は引き続きご覧ください。
動画でご覧になりたい方はこちら
偏平足は、足の変形です。
運動によって得られるのは、筋力です。
偏平足を運動で治せるか?ということは「筋肉が付いたら偏平足が治るか?」ということになります。
そう考えると、1つ目の結論の「足の形が劇的には治らない」になるのがお分かりいただけますよね。
ただし、変化はあり得ると言いました。
本来、土踏まずは、骨同士が強固に結びついてできているものです。
その結びつきがゆるいと偏平足になりやすく、強いとなりにくいというわけですね。
そこで、想像してみて下さい。
結びつきがとてもゆるい人だったら、今は筋力が無いので、伸びたまんまになってしまっていますけれど、筋力がつくと、筋肉は緊張するようになります。
緊張というのはどういう状態かというと、いつも少し力が入っているようなかんじです。
いつでも働けるように、身構えているような状態といったらいいかもしれません。
それによって、足が少しキュッとなることも考えられます。
これは、筋力によって、アーチを作ることができるということです。
ただ、その程度の力では、体重が乗っても支え続けるほどの筋力にはならないので、見た目上劇的に治るということは考えにくいです。
でも、変化はあります。
うちの店では実際に、足を立体的に読み込むことをしていますが、画像上、変化が見られることもあります。
これがつまり「足の形が劇的に治ることは無いけれど、変化はあり得る」といういみです。
そして、この「変化はする」ということが、2つ目の結論にもつながっています。
2つ目の結論というのは、「偏平足のせいでおこりがちな機能低下は治せる。」ですね。
偏平足という変形のせいで、足がきちんとはたらかなくなる理由からお話します。
ヒトの筋肉の長さというのは、遺伝で決まっています。
その時、多分ですが、アーチがある状態の筋肉の長さが正しい長さだと設定されているのだと思います。
でも、偏平足になるということは、立体的な足の構造が、つぶれて伸びてしまっていることなので、筋肉も、ほんらいあるべき長さよりのばされてしまっているといことになります。
縮むことが筋肉の仕事なので、強制的にのばされてしまって、そのままでいると、徐々に働かなくなり、筋力が弱り、働けなくなってしまうということがおこると考えられます。
考えられますと言っていますが、最終の「働けなくなってしまう」は間違いありません。
どういうことかというと、よくテレビなどでもありますが、足の指がうまく動かせないといった状態が分かりやすいですよね。
その他にも細かな動きを足はしていますので、最終的には、それらすべての働きが無くなってしまっていることもあります。
この状態が、機能低下ということです。
この機能の低下は、時間はかかりますが、運動することによって改善できます。
全身運動の中で、少しずつ改善していくこともできるでしょうし、足の訓練をして機能回復を目指すこともできます。
足指の訓練については、また別の機会にお話したいと思っています。
以上、大人の偏平足が運動で治せるかということについてお話しました。
もう一度確認しますと
偏平足という足の形は劇的には治らないけれど、変化はあり得る。
偏平足のせいでおこりがちな機能低下は治せる。
ということでした。
偏平足のサポーターはどんな効果があるの?タイプ別の効果と目的別のおすすめを紹介
この記事は、サポーターの購入を検討している方の、商品選びの役に立てるかと思います。
サポーターには大きく2タイプがあって、それぞれに効果が違います。
タイプごとの効果について、お話したいと思いますので、どのタイプがご自分の目的に合うのか、検討してみて下さい。
動画でご覧になりたい方はこちら
偏平足へのサポーターの効果としては
- 機能低下した足の機能回復を助けることができる。(うまく働けていない足が、働きやすいようにしてあげる。
- 疲労の軽減が期待できる。
そういう効果を期待できる一方で、アーチが下がり過ぎた足を支える、改善するというのはむずかしい。
これを期待している方も多いのではないかと思います。
ですが、偏平足を持ち上げて、アーチがあるように足を起こすことはサポーターではむずかしいでしょう。
というのが私の考えです。
それぞれの理由についても後ほどお話したいと思います。
次に、サポーターのタイプについてお話します。
偏平足用のサポーターとして売られている商品のタイプは
- 何らかのパッドが入っていて、物理的に土踏まずを持ち上げようとするもの
- 伸縮性のある素材で、土踏まずをしめつけて土踏まずを作ろうとするもの
この2つです。
それぞれの特徴をお話しますので、購入をお考えの方は、商品選びにお役立てください。
また、私からの提案もさせていただきたいと思います。
興味がございましたら、このままご覧ください。
最初は、パッドの入っているタイプについて、特徴と効果についてお話したいと思います。
何らかのパッドが入っていて、物理的に土踏まずを持ち上げるので、イメージは湧きやすいですよね。
この中に、かかとからあるものと、土踏まず部分だけのものがあります。
さらに、パッドの形やパッドの大きさなど、このタイプの中にも様々なものがありますが、どんな効果を期待しているのかによって、商品選びが変わってきます。
「偏平足で足が疲れやす」いとか「立ち仕事です」という場合には、水滴型とか、涙型と言われる形のパッドが付いている物か、土踏まず部分全体を支えるような形のパッドが付いている物が良いでしょう。
一方で、冒頭で効果としては難しいと言った、下がり過ぎたアーチを持ち上げ、支えるという効果は、圧倒的にインソールの方が有効です。
しかし、職場や生活の環境によっては、インソールでは都合が悪い場合もあり、靴下の中に付けられるという利点から、サポーターに頼るしかない場合もあります。
そういう場合は、足首まで覆われて、しっかりと固定されるタイプで、しっかりとしたパッドが入っている物が良いです。
このタイプは、もう一つの収縮タイプと形が似ているので混同してしまいがちです。
商品説明をよくご覧になって、パッドが入っている物なのか、それとも素材の収縮によるしめつけのサポーターなのかをしっかり確認してください。
これがまず、パッドが入っているタイプの期待できる効果です。
もうひとつは、素材の収縮によるアーチサポートタイプです。
このタイプは、足の筋肉の働きを助けるのが効果です。
筋肉の働きが助けられることによって、どういうことが期待できるかを考えてみましょう。
また、足の指を動かす筋肉は、スネから始まっていますから、ふくらはぎもしめつけてくれる方がより効果があると思います。
こういう商品は、わかりやすく土踏まずをしめつけるサポートが強調されていますが、その部分はどの商品も共通していることなので、私ならふくらはぎまであるものをお勧めします。
私がこのタイプの商品をおススメするなら、運動のサポートとしての利用です。
偏平足の人は、足の中の筋肉も、足の外にある筋肉も、足の動きに関係する筋肉が弱っていることが非常に多いです。
よくテレビなどで、足の指でグー、チョキ、パーができるかなどと言っていますが、ああいう動きが出来ない人が多いです。
そういう足の働きを改善するには、筋肉を働かせなければいけませんが、弱っていて動くことができません。
そこで、このタイプのサポーターに期待が出来ます。
足をしめつけることによって、筋肉の活動をしやすくするということが期待できますから、偏平足で、足の指が動かなくなっている人でも、弱い筋力でも足の指を動かしたりしやすくなり、足の働きを改善させる可能性があります。
可能性があるとか、期待できるという表現が多いですが、、エビデンスがあるというわけでは無く、経験的にそうだと考えられるということですので、ご了承ください。
が、期待が出来るのは確かです。
いずれにしても、足指を動かせないくらい足が弱っている人は、運動をしても足がそれについてこれない可能性が高いです。
筋力が弱くて働けない状態よりも、弱い筋力でも働ける状態を作ってあげた方が、足の運動機能の改善には有効だと考えられます。
テレビなどを見て、足の働きについて、弱っていることを実感し、心配になっているようでしたら、購入して、足指のトレーニングをすると良いと思いますよ。
以上がサポーターに期待できる効果のお話でした。
ちなみに、私からのお勧めは、5本指のソックスです。
指の股に刺激が入るというのは、足に力を入りやすくしてくれます。
まだ使ったことが無いという人には、サポーターとは違いますが、選択肢に入れても良いと思いますよ。
いかがでしたでしょうか?
商品選びのヒントになりましたでしょうか?
偏平足は治る?子供の偏平足と大人の偏平足の違い【治療家のための靴話】
『医療従事者のための靴話』シリーズは、関わりのあった医師、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師の先生方からの質問や相談を元に、治療に役立つ靴の話や、患者さんへのアドバイスのヒントになればよいなという思いから書いています。
一般の方には少し難しい表現が混ざっているかもしれませんので、ご了承ください。
これは、つい先日、定期的に足と靴の相談をするためにお邪魔している整形外科で、患者さんの話をしていた時のことです。
話の流れから「横アーチも完全につぶれてしまっているような偏平足はアーチを積極的に上げた方が良いですか?」というふうに聞かれました。
これは結構聞かれることが多いで、第1回のネタにさせていただくことにしました。
動画でご覧になりたい方はこちら
結論から言うと、足が偏平足だからアーチを上げなくてはいけないということは無いと考えています。
積極的に持ち上げなくてはいけない場合には条件があります。
1、アーチの低下が著しく、進行していると考えられるとき
2、アーチの低下のせいで足自体に痛みが出ていると考えられるとき
3、アーチの低下のせいで、他の場所(膝など足以外)に悪影響が出ていると考えられるとき(痛みが無くても、負担が増しているなど)
これらの場合は、インソールやアーチサポートを使って、持ち上げてあげた方が良いでしょう。
でも、そうではない場合は特別何もしなくても良いです。
確実に偏平足だけれど、足の機能はしっかりしている場合、特にアーチのサポートなどする必要はありません。
例えば、バレエダンサーの中には、強い外反母趾に完璧な偏平足という人もいます。
足の構造が悪くなっていますが、インソールでサポートしなくては踊れないことはありません。
変形のあるままでも、きちんと機能させる筋力があれば何もしなくてもいいのです。
極端な例ですが、でも、そういうことです。
足の変形があっても、それ単独では問題にしなくていいでしょう。
機能低下などの2次的な問題が起こっていたら、もしくは起こりそうだったら、それをサポートするということで良いと考えています。
特に、問題が「起こりそうだったら」というのは、治療家でなくては持てない視点です。
その段階でインソールを作ることで、インソールがトラブル予防のためのツールとしても活用していただけます。
で、ここまでは大人の偏平足の話です。
子供の場合はちょっと違います。
子供のうちは痛みが無いけれど、大人になったら痛みが出てしまいそうだったら、それは早めに対処したほうが良いでしょう。
特に、子供の場合、成長する力を利用して、偏平足の改善は出来るとされています。
実際、子供は反応が早く、特に小中学生くらいだと期待以上の変化がみられたりします。
うちは子供の症例は多くないですが、それでも、スポーツをやっている子供を中心に、サポートによる効果は大きいです。
また、筋肉が未完成なので、構造的な不利をフォローするだけの筋力が無い場合が多いんですね。。
だから、大人に比べると、症状が無くても、状況がそろっていれば、積極的に足を作るようなインソールは有効です。
かんたんな判断基準としては、後ろからアキレス腱を見ると><なっていますよね。
そこから、背伸びをさせたときに、アキレス腱がまっすぐになれば様子を見て、まっすぐにならず、><のままだった場合は、アーチを作るインソールを使用するようにしています。
ただ、繊細ですから、既製品でガツンと上げるというよりも、バランスを見ながら成長する力を利用して変えていくという方向性が良いでしょう。
インソールに足が持ち上げられすぎて、歩き方が変になっている子をたまに見かけますからね。
本日は以上です。
こんな感じで、私が20年前に、治療の手助けになるのでは?と思った靴とインソールは、やはり治療の助けになると日々感じます。
ぜひ、先生方の治療のなかでお役立ていただけると嬉しいです。
足底筋膜炎の治し方で効果的なこと4つ
足底筋膜炎の治し方なら、この4つです。
・鍼
・インソール
・ストレッチ
・マッサージ
靴選びも大事ですが「治し方」となると、この4つでしょう。
この4つの治し方にも、得意なことと不得意なことがあります。
つまり、治し方ごとに向いている足底筋膜炎のタイプと、不向きな足底筋膜炎のタイプがあるんです。
だから今回は、この4つについて、どの治し方がどういう人に向いているのかを紹介していきたいと思います。
動画でも紹介していますので、動画でご覧になりたい方はこちら
鍼が向いているタイプの足底筋膜炎
鍼が向いているのは、痛みが比較的強くて、ちょっと痛みが気になって嫌だなという人。
足底筋膜炎の痛みは「気になるけれど我慢できないほどじゃないよ」というのがほとんどです。
ほどんどの人は、そのくらいの痛みから始まっているでしょうから、経験があるはずで、わかると思います。
痛みが出ている時期と、痛みのない時期を繰り返しながら、ちょっとずつ悪化していくのが足底筋膜炎の特徴ですが、その痛みが、ちょっと無視できないなってくらいに痛くなったら、鍼が向いています。
鍼というと、やったことない人にはちょっとハードルの高い治療法かもしれません。
一生で一回も鍼治療受けない人もいっぱいいると思います。
だから「鍼一回試してみてください」と言われて
「そっか!鍼か! じゃあ早速やりに行こう」
とはならないですよね。
そう思って、うちでは、相談に来た人で、鍼が効果ありそうだったら
「試しにやってみましょうか」
で、その場でやってしまいます。
そうすると、だいたい4分の3くらいの人にはとても効果があります。
残りの4分の1の人のうち、半分が「ちょっといいかも」くらいで、半分は「効果を感じられない」といった感じです。
そのくらいの割合なので、効果としてはかなりある方だと言えるでしょう。
効果を感じられなかった人も、ひょっとしたら私の技術的な問題かもしれませんし・・・
いずれにしても、効果的な治し方といってよいと思いますから、痛みが強くて早く何とかしたい人は試してみて下さい。
次はストレッチです
足底筋膜炎の治し方で効果的なストレッチが向いている人
ストレッチが効果的な足底筋膜炎のタイプの人は、太ももやふくらはぎの筋肉が硬くなっている人です。
全体的に均一に硬いというのではなくて、局所が硬いタイプでは特に有効です。
詳しく話すと長くなるので、どういう風にチェックするかだけお話しましょう。
簡単なチェック法をお話します。
前屈します。
「もうこれ以上行かないよ」というところから、さらに、片方ずつ手を下げてください。
どっちか片方の方が、もう片方よりも下までいけませんか?
その時、下まで行かなかった方の側、つまり、硬かった側と、足底筋膜炎の症状が出ている足が同じだったら、ストレッチをやるべきです。
もっと細かく見ると「これ以上は下に手が行かない」というときの、ふくらはぎや太ももの裏が、全体的に突っ張るのではなくて、一か所局所で硬いところがある時は最も効果が出やすいタイプです。
これは、わざわざチェックしなくても、ストレッチをやればそれが同時にチェックにもなりますから、ストレッチ自体を1,2回やってみるのが良いと思いますよ。
それから、筋肉の硬さについては、べつの記事や動画で詳しく説明するようにします。
次は、マッサージについてです。
マッサージが足底筋膜炎の治し方として適している人
これは、痛みがまだ少ない人、それから、長く歩くと痛くなってくるとか、長く立っていると痛くなってくるという風に、足底筋膜炎の症状と足の疲れが関係している人には効果的です。
もちろん、痛くなってからマッサージをして痛みを解消しましょうという目的もありますが、疲労の解消が次の痛みを押さえるという効果も期待できます。
つまり予防です。
今日の筋肉の疲労をしっかりと解消して、明日が疲れていない状態の筋肉で始まるのと、疲労が残っていて、すぐに疲れがピークになってしまうのとでは全然違いますよね。
マッサージで血流を良くして、一日で溜まった老廃物や疲労物質を、その日のうちにきれいに流しておきましょう。
筋肉が疲労することで痛みが出るという人は結構多いです。
そこには、靴が関係していることもよくあるので、仕事で靴が変わったことがきっかけで足底筋膜炎になったという場合には、マッサージだけでなく、次でお話するインソールとセットで考えていくことが有効になってきます。
インソールが足底筋膜炎の治し方として適している人
私自身が20年悩み続けた足底筋膜炎の痛みを初めて感じなくなったのは、ドイツでインソールの勉強をしていた時に初めて自分用に作ったインソールのおかげでした。
これは、ほとんどすべての人にとって有効です。
というのも、オーダーのインソールの話ですが、その人の足底筋膜炎の特徴に合わせて、改善のためのインソールを作っている場合に限ってということになります。
既製品ではそこまでの期待は出来ないと言っていいでしょう。
既製品のインソールは、ものすごい数ありますが、昨日とか特徴は結構似ています。
そのため、足底筋膜炎に関して言うと、インソールはオーダーが断然良いです。
筋肉の硬さが唯一の原因の人については、効果がストレッチには勝てないでしょう。
でも、その硬さも根底に筋疲労がかかわっていれば、それを楽にすることで症状の改善が期待できます。
とにかく、足底筋膜炎に関して言えば、インソールは重要ですので、セルフケアをして駄目だった場合、治療を受けてみて駄目だった場合には、インソールをオーダーすることを検討してください。
以上、足底筋膜炎の治し方で、こうかてきなことを4つ。
それぞれの治し方の得意なタイプの足底筋膜炎について紹介しました。