足の痛みの専門家による足と靴の悩み対処法

足底筋膜炎治療家として日々の仕事で受けた質問や、行ったアドバイス、対処などを紹介するブログ。足底筋膜炎は多種多様で、想像以上に奥深く、根深い。足底筋膜炎に20年以上悩まされた経験から、少しでも同じ悩みの人の役に立ちたいと思っている。

猫背を改善して足裏のタコを治す!ストレッチとマッサージ

猫背を改善して足裏のタコを治す!ストレッチとマッサージ

猫背を改善して足裏のタコを治す!ストレッチとマッサージ

 

猫背と足裏のタコ、関係なんて無いように思えますよね?

 


でもとっても関係あるんです。

 


とはいえ、全ての足裏のタコに関係があるとは言えません。

 


ここで関係があるのは、指の付け根のタコがある人で、そのタコが痛い人です。

 

 

指の付け根にタコがあっても、痛くない人の場合、それは原因が別にあると考えた方がよいので、今回のケースには当てはまりません。

 

 


猫背と足裏のタコの関係をお話して、猫背の改善に重要なストレッチをお教えします。

 

 

動画でもご覧いただけます。

 

 

 

足の指の付け根ににタコができて痛い人は、足の指の付け根にたくさん体重がかかっています。

 


指の付け根に掛かる体重を減らす事ができると、指の付け根への負担が減って、痛みの軽減、症状の軽減につながります。

 

 


指の付け根に、たくさん体重がかかる原因のひとつが猫背です。

 


何故猫背だと体重が前にかかってしまうのかというと、

 


猫背になると、頭が前に出ます。


猫背になると、両腕が前に出ます。


頭の重さは、体重の8%程度と言われています。


腕の重さは、肩の腕の付け根から指先までで、体重の16%程度といわれています。


頭と腕を合わせると24%ということになります。

 

猫背の場合、全体重の1/4もの重さが体の前にあるということです。


体重50キロの人なら、12キロです。

体重70キロの私だと、16.8キロにもなります。

 

 

 

それだけの重さが体の前側にあるわけですから、足の指の付け根へのストレスがそれだけ大きくなってしまうというわけです。

 

 

 

だから、この猫背が解消されれば、タコの痛みも軽くなるという期待が出来ますね。

 

 

 


では、この猫背の改善のためのストレッチをお話しましょう。


今回お話するのは、胸の筋肉のストレッチです。


猫背の解消には、この胸の筋肉を緩めることが欠かせません。

 


何しろ、腕はずーーーっと前についていて、肩は前にすぼませるようにしていますから、胸の筋肉は縮んだ状態になっています。

 


ずーーっと縮んだままでいた筋肉は、その状態があたりまえになってしまって、短くなってしまっています。

 


伸ばそうとしても伸びません。

 


これのせいで、背筋を伸ばそうと、いくら背中を真っすぐにしようとしても、肩を開いて胸を張ろうとしても、腕が前にでたままになってしまって、きちんとできません。

 

 


そこで、このストレッチとマッサージで胸の筋肉を伸ばし、ゆるめてあげて、肩を開くことが、猫背の改善には必要です。

 

 


この筋肉がゆるんで肩が開くだけで、からだが後ろになって、足にかかる体重も、指の付け根からかかとに移動させることができます。

 

 


ではやってみましょう。


壁があると良いのですが、無いのでガラスケースを用意しました。

かえって反対側が見えて良い感じです。

 

手のひらを上に向けて、腕を横に水平にのばします。

手のひらを上に向けて、腕を横に水平にのばします。

手のひらを上に向けて、腕を横に水平にのばします。

 

 

肘を90度曲げて、手のひらを正面に向けます。

肘を90度曲げて、手のひらを正面に向けます。


肘を90度曲げて、手のひらを正面に向けます。

 

 

 

その状態で、壁などに肘から手のひらまでをあてて、体を反対に軽く捻ります。

その状態で、壁などに肘から手のひらまでをあてて、体を反対に軽く捻ります。


その状態で、壁などに肘から手のひらまでをあてて、体を反対に軽く捻ります。

 

 


そうすると、胸の前側がストレッチされますね、触るとぴんと張っているのが分かります。

 

 


その状態の旨の筋肉を、マッサージします。


その時、少し痛いと感じるかもしれません。

 

 


マッサージの仕方を説明します。

 

 

胸の筋肉が方から扇状に広がってついていて、筋肉の繊維も扇の芯棒の方向に走っています。  その繊維を直角に切るようにマッサージしてください。

胸の筋肉が方から扇状に広がってついていて、筋肉の繊維も扇の芯棒の方向に走っています。 その繊維を直角に切るようにマッサージしてください。


胸の筋肉が方から扇状に広がってついていて、筋肉の繊維も扇の芯棒の方向に走っています。

その繊維を直角に切るようにマッサージしてください。

 

 

 

脇に手を軽く当てて、胸の筋肉を挟んで揉むようにしても良いでしょう。

脇に手を軽く当てて、胸の筋肉を挟んで揉むようにしても良いでしょう。

又は、脇に手を軽く当てて、胸の筋肉を挟んで揉むようにしても良いでしょう。

 


片側を1分から2分、両側を、1日2回ほどやると、1か月で劇的に変わります。

 


もっとやっても構いません。

 


トイレに入るたびに壁を使うとかして、こまめにやる時は、のばすだけでもいいし、時間を短く15秒程度でもいいので、しょっちゅうやって、習慣にしてしまいましょう。

 


歩き方まで変わってきますよ。

 


胸が開くと、背筋を伸ばしやすくなりますし、何より腕が後ろに下がるので、体重が前のめりから改善できます。

 


タコの改善が始まるのはその後からですが、負担が軽くなることはお分かりいただけたのではないでしょうか。

 


足裏のタコも厄介な病気と言えます。

 


これだけで解決とはいかないかもしれませんが、これまで何らかの取り組みをしてきたけれど、もっと改善させたいとお考えなら、ヒントになったら嬉しいです。